大気汚染による目のかゆみ

「外に出ると、なんだか目のかゆみや充血、くしゃみや咳が
止まらない。花粉症かなぁ。」

もしかしたら、その原因、花粉症ではなく大気汚染かもしれません。

黄砂という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
本来黄砂は、東アジア方面などの砂漠の砂じんが、風により舞い上がり
数千メートル上空まで舞い上げられ、偏西風に乗って日本に飛来してくる
自然現象なのですが、近年、中国の工業の活発化や森林伐採などの自然破壊が
原因で自然現象ではなく人的影響とされている、黄砂スモッグに変化して
きています。

更に日本に飛来してくるまでに、粒子は細かくなり、中国で問題になっている
大気汚染物質や土壌汚染されている砂じんなども吸着されています。

そしてそれに触れてしまい、アレルギー症状などとして人体に影響が
出てしまうのです。

目のかゆみ、充血、くしゃみ、咳や喘息以外にも、大気汚染物質などが
肺・心臓・脳などにも影響を及ぼす可能性があるとして、今、大変な問題
として取り上げられています。

黄砂や大気汚染などが原因の目のかゆみの場合、対策としては、
花粉と同じく、

コンタクトレンズではなくめがねをする、
外に洗濯物を干さない、
外から帰ってきたときには服をはたく、
洗眼、目薬を使用するなどが有効です。

洗眼の時は、特に目のまわりや目頭なども洗うようにしましょう。
目の周りの肌に黄砂などの大気汚染物質が付着していた場合、
目のかゆみを再び引き起こしてしまいます。

最近では、黄砂飛来情報を環境省で発表していますので、確認して
対策をとるようにしましょう。