ものもらいによる目のかゆみ

「まぶたが腫れて、目のかゆみがある。」

それは、ものもらいですね。

ものもらいは正式には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といい、
黄色ブドウ球菌が主な原因で、まぶたを動かした時に痛みと
かゆみが強い症状があります。

ものもらいという名前とは裏腹に、主な原因である黄色ブドウ球菌の
感染力は低いため、他の人に感染する確率は低いとされています。

ものもらいはまぶたの炎症なので、強い目の痛みとかゆみを伴いますが、
ほとんどの場合、数日で腫れも痛みやかゆみも治まり自然治癒も可能です。

ものもらいは、まぶたなどの目のまわりなどが不衛生になることから
発症すると考えられています。

前髪が目にかかっている、つけまつげや、濃いアイメイク、
コンタクトレンズの汚れ、目をこするなどが原因となりえます。
ものもらいになりやすい人は、これらを気をつけてみてください。

ものもらいの予防は、目のまわりをいかに清潔にするかにかかっています。

メイクをきちんと落としましょう。蒸しタオルなどでよく蒸らしてから
洗顔するのも有効です。コンタクトレンズは清潔に保ちましょう。
コンタクトレンズを入れる手も綺麗にしておきましょう。

特に、季節の変わり目や夏場など、体の抵抗力が落ちている時期に、
ものもらいは発症しやすいので要注意です。

ものもらいの治療法は、主に目薬の点眼、軟膏の塗布です。

目のかゆみが強く、どうしようもない場合には、タオルを水で冷やして
当ててください。冷やすことで、かゆみが緩和されます。

ものもらいの目のかゆみは、自分の注意次第で予防ができます。
目のまわりや、目に入れるものなどの清潔を保つよう心がけましょう。